まずこれは、IFSを学び実際のセッションに使うことを前提としている、セラピストや臨床家向けのマニュアル本です。一般の人向けでないとは言いませんが、数あるIFS本の中で1冊目に選ぶ本ではないでしょう。
アメリカのトラウマ治療専門の精神科医によって書かれています。約150ページの中に、IFSセッションの進め方の基本が簡潔にまとめられています。自分でできるワークや瞑想法もついているので、まずはこれから取り掛かるのも良いかと思います。

わたしがIFSを好きで、画期的だと思う理由は、このモデルが、精神疾患を含むどのような病気も、病理的に捉えないことです。その人のどの部分も、どんな行動や考え方、性格も、『悪者』や『やっかい者』扱いをしません。そのようなアプローチがあることを知るだけで救われた気持ちになる患者さんは、多いのではないでしょうか。

日本語訳の出版が待ち望まれます!




Internal Family Systems Skill Training Manual by Frank Anderson M.D.